2005年 6月号
通巻489号

特集 私がすすめる街25選(U)

 本誌2月号の特集「地球規模で発想する地域」では、人や企業が地球規模で移動する時代の中で地域間競争に打ち勝とうとしている地域が、供給側の視点で自らの戦略を紹介した。今回の特集は、前回(2003年8月号)同様、職業、年齢のまったく異なる25人の書き手が登場し、需要者の視点から、地球上の他地域と比較して“私のすすめる街”を選び自由な立場で評価することによって、選択されるための地域の条件を探ろうとするものである。
特集にあたって
根本 祐二
1
頑ななまでにユニークな少数民族の町バックハーサンデーマーケットの魅力
――ベトナム・ラオカイ省・バックハー
 
石谷 操 フリーランス・デザイナー
2
森に覆われた街ミュンヘン
渡辺 直行 徘人
3
歴史の中で呼吸する、学問の街――オックスフォード
高橋 恵代 映像・コンテンツ プロデューサー
4
私の第二の故郷―リヨン
松本 寛子 JTBグローバルマーケティング&トラベル 欧州担当
5
地域自立経済を担う公務員起業家――青森県八戸市
鹿野谷 武文 NPO電子コミュニティ推進協会理事
6
みちのくの小京都――秋田県角館
岡田 明子 (株)大林組東京建築事業部開発企画部
7
出羽修験の拠点――山形県羽黒町
月尾 嘉男 東京大学名誉教授
8
隅田川と神田川のかどのまち――東日本橋・日本橋馬喰町・日本橋横山町
宇野 求 建築家・千葉大学教授
9
記憶の中の日常をいつでも楽しめる場所――高円寺エトアール通り
福田 一成 (株)山武:山武Blue Notes
10
街がひろがる――東京・調布市仙川
吉成 雅子 『地域開発』編集部
11
横浜市「京浜臨海工業地帯」
北沢 猛 都市デザイナー・東京大学大学院助教授
12
ゆっくりと眠りにつく出雲崎
平井 邦彦 長岡造形大学教授
13
人情と歴史と文化が息づく輪島
白石 真澄 東洋大学助教授
14
北信濃の小さな美しタウン――小布施
小澤 一郎 JFEスチール(株)特別顧問・早稲田大学客員教授
15
新風を招き、変化し続ける街――岐阜県大垣市
平本 一雄 東京工科大学メディア学部教授
16
古美術街の町家を偲ぶ――京都・新門前通
竹井 隆人 住宅金融公庫調査役・放送大学講師
17
癒しと安らぎの街――南紀和歌山
下井 隆幸 フリーライター
18
ある退職したサラリーマンと千里ニュータウン 
加福 共之 千里市民フォーラム
19
宝塚歌劇が息づく街
竹上 直子 阪急電鉄(株)歌劇事業部店舗事業(キャトルレーヴ)
20
持続可能な開発連鎖――愛媛県内子町
川端 直志 ケイ・プランナーズ代表
21
デスティネーションを意識した、優しさを感じさせる街――福岡
J.マイケル・オーエン ULIジャパン メンバー&カスタマーサービス
22
日本で一番、元気な街――福岡の3つの都市戦略
大宅 憲一 東北芸術工科大学教授
23
城下町としてのたたずまいと詩情あふれる水の郷――福岡県柳川市
泉 浩二 (財)日本地域開発センター理事・事務局長
24
まち歩き博覧会『長崎さるく博’06』による地域再生
金光 敏行 長崎市建築住宅部建築住宅総務課主査
25 市民からのコンパクトシティ提言―鹿児島
松永 安光 建築家・鹿児島大学工学部建築学科教授
◎<地域振興の視点>
博覧会から品評会へ
大西 隆 『地域開発』編集長・東京大学
Library
地域開発文献紹介

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