2012年11月号
通巻578号

特集 震災復興に向かう釜石の地域産業

 日本近代製鉄業の発祥の地の一つ、岩手県釜石は新日本製鐵釜石製鐵所の企業城下町として知られる。高炉休止により従業員が減り、市の人口も激減した。その釜石も大津波により大きな打撃を受けた。
 それから1年半が経過し、瓦礫処理、地盤沈下した湾岸の嵩上げも進められ、仮設住宅、仮設商店街も形成されて多くの中小企業は再建に向かっているが、まだ課題は多い。今後の釜石の地域産業について、多方面から考えていく。

特集にあたって
関 満博 『地域開発』編集長・明星大学
釜石市の被災と復興
新張英明 釜石市役所会計管理者
釜石市の経済・財政の現状と展望
山本 健 岩手県立大学総合政策学部准教授
釜石の雇用情勢と課題――事業再開なくして雇用回復なし
山藤竜太郎 横浜市立大学国際総合科学群准教授
水産関連産業の被災と復興――高加工度、高付加価値化を目指す
関 満博 明星大学経済学部教授
モノづくり系中小企業の被災と復興
関 満博 明星大学経済学部教授
仮設商店街からの復興――釜石市で立ち上がる商店主たち
松永桂子 大阪市立大学大学院創造都市研究科准教授
復興に向けた金融の課題
遠山 浩 専修大学経済学部准教授
産業復興に向けた非営利企業の活動展開――かまいしキッチンカープロジェクトを事例に
姜 雪潔 東洋大学「東北復興に向けた地域再生手法研究プロジェクト」研究支援者
スマートコミュニティを可能にする釜石市の挑戦
橘川武郎 一橋大学大学院商学研究科教授
◎<寄稿>
琉球・世界遺産フォーラム(仮)創設へ向けて

緒方 修 ジャーナリスト、沖縄大学教授
◎<コラム・連載>関西は「創造的再生」の先進地[2]
これからの郊外住宅地の可能性
――羽曳野市羽曳が丘地区の事例として
仁井亮太 株式会社メディアック(大和ハウスグループ)
◎<10月のシンポジウムから>「全国若手ものづくりシンポジウムin 高岡」
「開業効果」について考える

吉成雅子 『地域開発』
◎<書評>松井克浩 著
『震災・復興の社会学
――2つの「中越」から「東日本」へ
★内容のページへ
田代洋久 大阪市立大学大学院客員研究員

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