2004年 5月号
通巻476号

特集 地域再生と金融の役割

 生命体としての地域経済にマネーという名の血液を供給している地域金融機関。残念ながら現状その機能は十全ではなく、地域によっては梗塞の発生と生命の危機も懸念されている。どうすれば血液をさらさらにして活力を取り戻せるのか。特効薬として期待される「リレーションシップ・バンキング」の有効性を各地域での金融機関の実際の活動を通じて検証する。
<特集にあたって>
地域開発における金融の役割
根本 祐二 『地域開発』編集委員・日本政策投資銀行
リレーションシップ・バンキングが意味するもの
堀内 昭義 中央大学総合政策学部教授
金融による地域再生の可能性
根本 祐二 日本政策投資銀行審議役(首都圏企画担当)
企業の海外進出と地域金融機関
小堀 潔 (株)京都総合経済研究所東京経済調査部上席研究員
地域振興における信用金庫の役割
笠原 博 信金中央金庫総合研究所調査役
地元回帰への挑戦
望月 淳
横浜銀行経営企画部広報IR室長
北海道における地域金融――今、地域金融機関として果たすべき役割とは
二瓶 文彰
北洋銀行人事部調査役
地域金融の再生――栃木県における取組みを中心に 
稲生 信男
東洋大学国際地域学部助教授
北陸地域再生に向けて――新しい金融手法からのアプローチ 
大澤 寛樹
日本政策投資銀行北陸支店課長
鹿児島における地域金融機関の取組み 
児島 昭人
鹿児島銀行宇宿支店次長(前総合企画部調査役)
◎<シリーズ>地域開発の課題を提起する
負の精算も選択肢――“選択と集中”時代の地域政策  ★内容のページへ
大西 隆 東京大学先端科学技術研究センター教授
◎新刊紹介
奈良県の都市計画――近代都市計画と都市計画区域マスタープラン』
PFI年鑑2004年版
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地域開発文献紹介

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